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2014-07-07(22:37) 教育・こども

元教育委員長の桜井氏の講演を記録した冊子を読みました。勉強にもなり、なかなか面白い冊子でした。教科書の見方が少し変わりました。

川口市でも小学校の教科書採択が来月行われます。そのことを受けて、教科書の展示もあり、見てきました。しかし、いろんな教科書を見ても、すぐに良さや違いは分りません。桜井氏の話をもっと以前に聞いておけば、判断が出来たかもしれません。

この、ブックレットは、教科書採択に際し、桜井氏がどのような視点で教科書を選んだのか、採択された教科書はどこが評価されたのかかかれています。

たとえば、

平治物語絵巻の例が挙げられています。同じ絵巻を取り上げていても、育鵬社は源義経の軍勢が闘っている場面。帝国書院は、女房達が逃げまどい殺されている場面。同じ絵巻でありながら、語る戦は違っているのです。武士の恐ろしさに対して、もう逆らえない出来事が書かれ、貴族社会から武家社会へと変革していく事が分ります。そして、戦とは、弱いものに牙が向けられるものであると再認識します。

松前藩とアイヌの取引については、

育鵬社は、「毎年アイヌの人々を集めて交易の規則を伝えた儀式」とあり、平場に座っている侍とアイヌの人々の復元模型の写真が掲載されています。帝国書院では、平場にいるのはアイヌの長たち、松前藩の役人たちは上位にいます。「オシャムとはアイヌ語であいさつの意味で、もともとアイヌの人々との交易の場をさしていました。松前藩が出来てからは、藩の役人がアイヌの人々を集め、支配するための儀礼となりました。」と記述されています。そして、干し鮭100匹と米28㌔と交換していた写真付。平等な交易ではないとわかります。資料の選択で歴史の中身が濃くもなり、意味不明にもなります。

沖縄の問題です。帝国書院では、沖縄の悲惨さを詳しく書いてあります。育鵬社は、エピソードをいくつか挙げています。エピソードに嘘はないとはいえ、戦争で立派に行動した人がいたとふれるだけではいけない。戦争のリーダーとしての行動、指導者としての資質がどう厳しく書かれているのかと問うています。

このように詳しく教科書を見比べ、研究することにより、現場の先生たちもスキルアップにつながるのだとわかります。川口市は先生たちの研究が熱心に進められてきたと聞いています。その熱心さが、子ども達の授業へとつながる事も確信できます。教科書採択の規則が変更になり、現場の声が届かなくなる心配があります。教科書を使う先生たちの声を良く聞いてもらいたい。

ところで、

明日から、経済文教常任委員会の視察が中止になりました。視察先の九州に台風が近づいているからです。私達は行かなければ良いのですが、九州の方達の被害がないことを祈っています。その台風は北上するから、今週は関東地方も大変。雨対策もしなければ。

川口市の教科書展示会は6月30日まででした。

川口市の教科書展示会は6月30日まででした。

 

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